ワレモコウ・地楡(バラ科)Sanguisorba officinalis L,の地下部
寄贈者名・産地・年月日・経歴:1999,11唐招提寺
薬用部位・開花・採集時期: 開花は秋。収穫は地下茎を秋。天日乾燥。
繁殖法:秋か春に株分け
ワレモコウ(吾亦紅、吾木香)は、バラ科・ワレモコウ属の植物。
日本列島、朝鮮半島、中国大陸、シベリアなどに分布しており、アラスカでは帰化植物として自生している。
根は地楡(ちゆ)という生薬でタンニンやサポニン多くを含み、天日乾燥すれば収斂薬になり、止血や火傷、湿疹の治療に用いられる。漢方では清肺湯(せいはいとう)、槐角丸(かいかくがん)などに配合されている。
ワレモコウの乾燥させた根はタンニンやサポニンを、豊富に含み地楡(ちゆ)という生薬として止血作用や湿疹などの治療に効果があるとされ生薬としても利用されています。
また古くから民間治療薬として下痢止めなどにも使われてきました。